電撃的なオジェック監督の解任、エンゲルス監督の就任から一夜明け、いろいろとニュースが出てきています。

浦和レッズのオフィシャルサイトにも、エンゲルス監督就任の記者会見の様子がPDFで掲載されています。

2008-03-17_1252.png

藤口社長は、監督交代の理由に関して次のように語っています。

監督としての一番大きな仕事は、選手を気持ちよくピッチに送り出し、選手に踊ってもらう、思い切り暴れてもらうことだと思っております。それができなかったということです。練習を見ていましても、チーム状態が非常に重苦しいというところもありました。これはやはり環境を変えることが一番だろうということで、今回の監督交代となりました。

後任人事に関しては次のように。

(ブッフバルト監督から)オジェック監督になるときも、エンゲルスに監督としてやってもらおうかという話もあり、候補の一人でありました。今、託せるのはゲルト・エンゲルス、もう彼しかいない。

本当にゲルトがいてくれて良かった、と思います。監督経験もあるし、何より長く浦和レッズを見てくれていて、選手たちのことも理解している。こんな人材は他にいないでしょう。

そして藤口社長は、オジェック監督とのやり取りに関しては、

ホルガーとはフットボール仲間でありますし、今回これで契約を切ったからといって、喧嘩別れということではありません

とし、さらに「きっちり握手をして別れています」とも。

そして質疑応答です。

■これまでコーチとして選手と近い距離関係にあったが、監督となったことでそのスタンスは変えるのか?

エンゲルス監督「僕は選手から専門的な評価がほしい。選手と仲良くするのは全然問題ないと思います。だから、今日の朝から今までもそんなに変わってない(笑)。できるだけ、同じアプローチをしたい」
■選手に対し、今日の練習時にどのような話をしましたか?
エンゲルス監督「(中略)これから木曜日まで少し時間があるから、いろんなミーティング、いろんな話をしたいです。全体での話、あるいはひとりひとりとだったり、2、3人のミニグループだったり。たとえばディフェンスの選手ごと、オフェンスの選手ごと。いろんな意見を聞いていきたい」

オジェック監督のころは監督と選手の間に、意図して距離が設けられていましたが、180度の方向転換になりそうです。

選手との対話を重視していくのは、ギドと同じです。個人的には、浦和レッズの選手たちのメンタリティーを考えると、対話路線の方が合っている気がします。

「オフェンス的な選手も多いし、オフェンス的なサッカー、積極的なサッカー、情熱的なサッカーをやりたい」という言葉に期待します。

藤口社長は「サッカーというのは人間のやるスポーツです。人と人とのつながりです。一人が変わるだけでもガラッと変わることがあります」と語っています。

木曜日のナビスコ杯から、違う浦和レッズが見られると確信しています。

オジェック前監督ショックで電話出ずということで、プロである以上、こうした事態も想定してなくはないのでしょうが、まさか2試合で‥‥と本人は思っているかもしれません。

田嶋専務理事は異議「浦和ひどい」というコメントもありますが「たった2試合」での解任ではなく、昨シーズンから7試合も勝ち星に見放されていたんです。

この事態、ワシントンはどう思っているでしょうかね‥‥。

■関連記事

浦和即断!オジェック斬りで大改革

2トップにこだわったオジェック監督の方針を転換。高原、エジミウソン、田中達、永井ら国内有数のFW陣を擁し「攻撃的なサッカーをしたい。役割さえ理解すれば3トップも可能」と話した。

エンゲルス新監督は対話路線強調

早速16日、練習場での選手とサポーターの交流を進める方針を宣言。従来の浦和に欠けていたものだ。一方で円陣では14日にユースとの練習試合に2―4と敗れたサテライト組を「今後は絶対に許さない」と一喝する厳しさも見せた。

山田主将神妙「全員が責任感じて」

94年から浦和一筋の主将の山田は「僕も長いこと浦和にいるけど、一番早い(交代)ですね。ピッチでやるのは選手。全員が責任を感じてプレーしなくてはいけない」と神妙に話した。

浦和新監督にエンゲルス・コーチ…対話路線でチーム再生へ

生活のリズムを合わせるため、練習を午前から、試合の行われる午後へ変更することや、非公開練習廃止を示唆。藤口社長が「少なくても今季はチームをみてもらう。複数年も視野に入れている」と長期政権を示唆するなか、“エンゲルス流”のチーム作りに着手した。

浦和、オジェック監督解任…エンゲルス新監督で再建

イレブンは電撃交代劇を歓迎した。「ゲルトさんは俺らと監督の間で頑張っていた。今度は俺らがゲルトさんの花を咲かせたい」とベテランFW岡野。

浦和がオジェック監督を電撃解任!J1最短の公式戦2試合で

基本的に選手と距離を置くスタンスの同監督が、対話などでコミュニケーションをとるのは主力の数人だけ。当然、控え選手のモチベーションは上がらない。昨季はFWワシントン(現フルミネンセ)が起用法などをめぐって、何度も“造反”、移籍した経緯もある。

エンゲルス浦和“反オジェック流”

04年に浦和コーチに就任し、初指揮のブッフバルト監督を実務で支える「影の監督」だった。07年の監督候補の1人でもあり、オジェック氏が監督就任を断った場合、監督昇格するはずだった。

選手が斬った!浦和オジェック監督解任

今季もオジェック監督は選手に歩み寄らなかった。昨季以上に対話する選手が少なく、全選手のまとめ役の岡野をベンチから外し、監督不信は強くなるばかり。