ゴールデンウィークも後半戦、シーズンチケット所有者のいるバックスタンドでは空席もちらほらとありましたが、それでも今シーズン最多となる57,440人が入場した埼玉スタジアムでした。

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浦和唯一の得点シーンは素晴らしいものでした。

コーナーポストに近いライン際にかまえた啓太のところに、難しいバウンドのボールが飛んできます。

ともすればトラップ次第ではラインを割るかも‥‥と思っていたのですが、啓太はそれを上手にワントラップで足下に収めます。

そして次の瞬間、目の前にいた千葉ディフェンダーを股抜き。

そこしかない、という場所を突いて、啓太のスピードが上がり、ゴール前へとダッシュ。

ゴール前につめてきたワシントンに、グラウンダーの速いパスを蹴りだします。ワシントンは左足で合わせてゴール。

ビューティフルゴールでした。

千葉の出足が早く、セカンドボールをほとんど拾うことができないレッズに、多少の危機感は抱いていたのですが、先制できたことで少し安心しました。

とはいえ、さすがの千葉の運動量だったので、後半早々のイエローカード2枚目、レッドカージで一人退場したのはありがたい話でもありました。

しかし漠としていた嫌な予感は的中します。

守備に人数を割き、ガッチリと守りを固める千葉。

その矢先に、10人になった千葉に同点ゴールを許します。コーナーキックからでした。

人数が少ないのですから、ここは狙っていたでしょうね。思い通りにやられてしまいました。

それでも引いた千葉相手に圧倒的に攻め込む‥‥攻め込んでいるように見えつつ、千葉は前線に一人を残して引いていたので、これは正確には受け止められていたということでしょう。

事実、全くゴールマウスを割ることができません。

シュートも放ちますが、ゴールキーパーの正面だったり、堅守に阻まれたり。やはりフィニッシュが頂けません。

FWとして起用できる小野伸二をベンチに控えさせていたにしろ、ワシントンと永井を脅かすのが岡野だけというのは、なんとも心もとないところです。

田中達也がケガでいない隙を狙って、台頭してくる若手はいないのでしょうか。いつまでもこの一角を崩せないのは残念です。

結果的には約40分、攻めはするものの得点を奪うことができずにドローとなりました。

10人になってから同点にし、そのままドローに持ち込んだアウェイの千葉には勝利に等しいドローでしょう。

そして10人相手に得点を奪うことができなかった、ホームのレッズにとっては負けに等しいドローです。

浦和にサポーターからブーイングは当然です。

かつて駒場スタジアムの出島と呼ばれるアウェイサポーター向けのシートには、ジェフ戦では本当にごくわずかなサポーターしか集まらなかったのですが、昨日の試合ではアウェイ席を黄色く埋め尽くしていました。

市原から千葉へとホームタウンを広げたこともあるでしょうから、強くなったというのが非常に大きいのでしょうね。

そしてチームがうまくいかないと浦和また!先発落ち小野が監督批判という話も出てきます。

「食事の前に2トップでやりたいから(ベンチ)と言われた。ワシントンを使いたかったんでしょ。はっきり言って意味が分からない。一方的に言われただけで非常に残念。アウエー(鹿島戦)で頑張って勝ち点3を獲って、さあ、きょうも頑張るぞっていう時ですから。監督には非常に不満がありますよ」

確かに左サイドがケアされていませんでしたので、この不満も分かる気がします。

ワシントンが規律違反で鹿島戦のメンバーから外されていましたが、これで小野伸二も同様になる可能性が出てきましたね。なにしろマスコミ向けに堂々と監督批判をしたのですから。

選手にもこれまでの自負があるでしょうし、監督にもやり方がありますから、それをすりあわせていくために、規律だけでなく対話が必要のような気がしますが。

G大阪10人でもドローで首位堅持によると、ガンバは前半7分には10人になっていたようですが、2-2でドローとしています。これが“強さ”でしょう。