ジーコ監督がほんとうに語ったこと…ワールドカップ敗退という記事より。

日本、ワールドカップ敗退。対ブラジル戦直後の、ジーコ監督へのインタビュー(NHK地上波TV放送)の全発言を翻訳掲載。ロスト・イン・トランスレーションなし。

ジーコ監督のインタビューを翻訳した記事です。引用させて頂くとこんな感じになります。

記者(日本語):…ある種、ジーコ監督にとっても集大成のゲームだと思ったんですけども、今日の結果が今の日本の力なんでしょうか。

通訳(ポルトガル語):…これが日本の達成している水準ですか。

(一次リーグで敗退したことに関して)

ジーコ監督(ポルトガル語):まあ、望んだ結果ではありませんでしたが、これもフットボールです。すべては最初の試合で決まったと思います。最初の敗戦が、我々の計画をすべておかしくしました。

通訳(日本語):ほんとに悔しいことは悔しいですけども、第一戦のあの負け方が痛かったということで、まあこれはもうサッカーの世界は厳しいのでね、努力しましたけど、致し方ない結果になってしまったということで、ほんとに悔しいです

と、このような感じで、けっこう違う意味合いで伝えられていることが分かります。さらにジーコ監督が話していることも、必ずしも正確には通訳されていないことも分かります。

リアルタイムに通訳していくのが、いかに難しいかを物語っていますし、通訳されたインタビューの話をそのまま鵜呑みにするのも良くないな、と思いました。

フローラン・ダバディ「誰でも知ってますよ、私が監督の言葉をそのまま訳していないことは」というエントリーも書きましたが、監督の意図することが選手に伝わらない/伝えにくいというのはなかなか難しいものがありますね。

そう考えると、オシム監督、代表監督就任に前向きというエントリーで書いた、ジェフで通訳している間瀬秀一氏が一緒に日本代表についていくというのは絶対に必要なことなんでしょうね。

オシム監督からは「メモを取るな。耳でしっかり聞いて伝えろ」と怒られ、耳で聞いた言葉をそのまま、分かりやすく訳すことを心がけた。

オシム監督も、通訳を介することの危険性を十分に理解しているのですね、きっと。