あなたに必要なのは「専用機化するPC」か、「PC化する専用機」かという記事より。

なぜならば、質問してくる当人は、問題の結果が分かっているだけで、それを引き起こした因果関係がさっぱり分かっていないからだ。本人にわけがわからないものが、電話の向こう側にいるだけのオレにわかるものか。「調子悪くなる前に何かやったか」という問いには大抵、「何もしてないのに急にこうなった」と言う返事が返ってくる。

やたらとPCも高機能ですから、それだけ不具合も起こりやすくなる。そうなると初心者では手に負えなくなる、と。いや、初心者じゃなくても、多少詳しいくらいだったら手に負えないかも。ぼくだって、具合の悪いPCを診てくれ、なんて言われたら「無理です」と答えます。自分のPCもよく分からないのに、他人のPCなんてとんでもない(笑) そういう意味では、家電とPCの境界線をどこに引くか、というのは難しい問題かもしれません。

汎用性をなくすことで、ユーザーによって左右されるPC運用のブレ幅を狭めていけば、トラブルシューティングも簡単になる。多くのユーザーからみれば、「使いもしない機能がてんこ盛り」のPCに見えることだろう。だがユーザーの好き勝手にいろいろやられてしまうよりは、安全なのである。

もしPC購入の相談を受けたら、DellやeMachinesを勧めます。余計なアプリケーションが入っていないからです。たくさんのアプリケーションがインストールされていれば、それだけで不具合が起こりそうな気がします。PCはできるだけカスタマイズしないのが、不具合を発生しにくくさせると思います。カスタマイズしていいのは、復旧できる人に限りますね(笑) とにかく、必要なものは必要な時に購入する、というスタンスが良いのではないかと。その点、Appleは必要最低限でなおかつメーカーが作ったアプリケーションが入っているので、勧めやすいと言えば勧めやすいのですが、購入者の周りに必ずMacユーザがいないかもしれないというのが難点でしょうか。

だがよく考えてみて欲しい。PCだって、どうせ1年も経てば立派な旧機種だ。ソフトウェアを更新して、問題を引きずりながらズルズル使うよりも、満足した段階で進化を止めてしまったほうが、道具としては使いやすいという考え方もある。

そうそう。万能箱ではないんですよね。