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ちょっと衝撃的なタイトルにしてしまいましたが、でも事実です。

2015年、2016年に続いて2017年も名古屋にある南山大学の川北先生の授業にゲスト講師として呼んで頂き、ブログと企業広報に関して約90分の話をさせて頂きました。大学3、4年生が対象で教室には90人ほどの学生さんたちがいたでしょうか。熱心に耳を傾けて頂きありがとうございました。

21歳、22歳くらいの若者たちということで、娘や息子でもおかしくないくらいです。自分の歴史と照らし合わせてみると、彼らが生まれた頃に、ぼくはインターネットに初めて触れていました。なんだか色々と感慨深いですね。

主に話した内容は「マキコミの技術」に関してです。どうやったら色々な人やコトを巻き込むことができるのか、実は大切なのは巻き込まれであるといったことなど、このあたりはネットに限らず普遍的な話であるとも思っているのですが、授業後のアンケートを拝見したところ「参考になった」という意見も多く安心しました。

さらにアンケートを拝見すると、授業前にブログを書くという職業に関してはピンときている人はいなかったようです。しかし収益を得る方法や企業とのお付き合いの話をすると、そういう職業もあるのか、ということにも気づいてもらえたようです。とはいえブロガーになるのを勧めるものではなく、一度は企業に就職することのメリットもお話しさせて頂きました。

そもそも若者たちは「ブロガー」というものにピンとこないのですよね。

なぜか?

恐らく周りにいないから。

毎年、学生のみなさんに「どんなソーシャルメディアを使っているのか?」といった質問をさせて頂いてます。今年はInstagramとTwitterに関してはほぼ全ての学生が利用していました。やはりInstagramだけではないんですね。

Facebookは7割くらいでしょうか。就職活動の関係で、恐らくFacebookを利用している人は1〜2年生よりも多いでしょう。

で、ブログです。

なんとブログを書いている人は0、ゼロです。ゼロ!

これまでの2年間にも多くはありませんでしたが、ブログを書いているという学生さんはいました。しかし、2017年は現在進行形でブログを書いている人はゼロだったんです。だから「ブロガー」と聞いてもピンとくるはずないですよね。知らない間に読んでいるかもしれませんが、それがブログと意識することもない可能性の方が高いですし。

ブログやTwitterが登場した時に、ぼくらは「自分で情報発信できる」ということに熱狂し興奮しましたよね。だけどで生まれた時からネットがある世代はそうではないようです。Snapchatのように、なぜすぐに消えてしまうコンテンツに価値を見出すのか‥‥そもそも若者たちにとってネットの使い方というのはコンテンツでもログでもなく、ただ単に電話やテレビのようなものなのかもしれません。

若者がMERY喪失を嘆いた時、ぼくは若者がブログを書かないから若者向けのコンテンツがネットにない、よってMERYのようなものが求められいた‥‥という仮説を持っていたのですが、もしかすると間違っていなかったのかもしれません。

ブログには、ブロガーが自分が興味のあることを書く、自分の備忘録として書く、そしてそれが誰かの役に立つ‥‥という流れがありましたが、もしかするとUser Genarated Contentsというのはどんどん減っていくのかもしれませんね。過激にいえば、もはや若者の中ではブログは終わっていました。

それでも何かを書いて共感を得たいという人たちは、恐らくInstagramを使っている気がします。Instagramを観測していると、まるでブログのように長文を書く人たちがいるのです。写真一枚に長文。ブログの新しいスタイルにも見えます。Twitterの140文字もブログの代わりかもしれませんが、いずれにせよアプリ・サービスの中に閉じていく世界で、ググる世界とは遠くなっていくかもしれません。

みなさん、検索する時はどうしてます? SafariやGoogle Chromeで検索してます? 今どきはそうではないらしいですよ、InstagramやTwitterで検索するというのも含めて。

それと一つ心配だったのは「ステマ」つまりステルスマーケティングの認知度が低かったことです。PR/ADといったタグに実効性があるかどうかというのは横においておくとして、このままだとステルスマーケティングと気付かなかったり、知らない間に加担するということも十分にありえます。ここに関してはもっとしっかり啓蒙や教育をしていく必要性を感じました。

90人という決して多くないかなり偏ったサンプルではありますが、ひしひしと世代間格差や時代の移り変わりを感じるできごとでした。これがあるから学生さん向けの講義はやめられませんね!

上野ゼミの「ひつまどうふ」も頂きました!

授業後に、話を聞いて下っていた上野ゼミの学生さんから「学食でテストマーケティングをしている」という話を伺い、ランチはそちらを頂くことにしました。

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自分たちで提携できる豆腐屋さんを探してきて、出汁の入った豆腐を提案し、それをメニュー化して学食でテスト販売していたのです。メニューは「ひつまどうふ」と「豚しゃぶ丼」です。

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いずれも390円。ひつまぶしにかけて「ひつまどうふ」というのは、名古屋らしいメニューですね。

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ぼくが頂いたのは「ひつまどうふ」です。色々な種類の薬味もたっぷり。ご飯に豆腐がドーンのインパクトも凄い! 実は自宅でサクッとランチを食べる時に豆腐ぶっかけご飯みたいなのやるんですよ。ごま油と塩で。

で、出汁味の豆腐ですが、これはご飯と食べるのに合いますね。個人的には梅肉とネギの薬味が良かったです。

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途中から出汁を投入!

出汁&出汁の魅惑のハーモニー!? ここはもうひと工夫できそうかな!?

学食だけあって、ご飯のボリュームがありました。

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ご飯の代わりに豆腐が入っているのかと思ったら、豆腐オンザライスの「豚しゃぶ丼」でした。さすが学食!

食べ終わったらお豆腐屋さんの中の方もいらしていて、パッケージデザインなどの戦略会議をされてました。

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みなさんお若いですが、真ん中の方がおお豆腐屋さんの中の方です。「女性リーダーに引っ張ってもらっています」とおっしゃってました。

南山大学のお話を聞いていると、こうした産学連携のプロジェクトが多いのですね。しかも授業でやらされているのではなく、学生が率先して取り組んでいるプロジェクトも多いようです。学生時代からこうした経験が積めるのは良いことですし、みなさんとても楽しそうでイキイキしてました!

なんでも学生さんによるリュックに関するプロジェクトもあるとかで、そちらも製品が完成したら拝見させていただく予定となっています。楽しみです。

今年もありがとうございました!

南山大学でブログと企業広報についてお話してきました(2015)

南山大学で学生に聞いた2016年の若者のソーシャルメディアの肌感覚