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みなさんは「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という病気をご存知でしょうか? 土曜日の夕方に右足の親指の虫刺されに気づき、夜には腫れと痛みが出ました。日曜日の朝には腫れと痛みが広がり発熱、休日診療している救急病院に行くことになりました。自分では早めに対処したつもりなのですが、それでも月曜日、火曜日と点滴を受けに通院することになりました。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」の症状や経過などの体験をまとめておきます。誰かの参考になれば幸いです。

※記事中に「蜂窩織炎」の写真(画像)がありますのでご注意ください。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」とは?

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」というのは聞きなれない病名ですが、簡単に説明すると「皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症」ということになります。

「蜂窩」というのが聞きなれないですが、要するに蜂の巣のことです。

蜂窩織炎 - Wikipedia

「蜂窩」とはハチの巣のことで、顕微鏡標本上に見える、浮遊している好中球をハチの幼虫に見立て、融解し切らずに残っている間質を巣の仕切りに見立てた名称である。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」の原因は?

主として黄色ブドウ球菌によりますが、化膿連鎖(れんさ)球菌など他の細菌によって生じることもあります」ということで、傷口などから細菌が入り、炎症がひどくなる状態が「蜂窩織炎」だと考えると分りやすいと思います。

しかし、ただの炎症と違って「蜂窩織炎」が怖いのは、何人かの経験者にも話を聞いたのですが、思っているよりも進行が速いところなのです。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」発覚から治療まで

今回、どんな風に「蜂窩織炎」に気づいて病院に行くことになったかを、時系列でまとめておきます。

土曜日19時頃:

右足の親指のかゆみに気づく。この日は朝から靴下を履いていたので、どこで蚊に刺されたのだろう、くらいの感覚でした。草むらなどに行くこともありませんでした。

日曜日1時頃:

2時間ほどイングレスをして帰宅。靴下を脱いで右足の親指が腫れていることに気づく。痛みもある。なんとなくイヤな予感がする。

日曜日8時頃:

起床。腫れが広がり痛みがひどくなる。ただの虫刺されの悪化だろうと思うも、体温を測ると37.7度に。

虫刺されなので皮膚科なのですが、休日診療している皮膚科はさいたま市では見当たりません。普段ならその時点で「とりあえず日曜は様子を見よう」となるところなのですが、翌日から出張が入っていたこと、父が蜂窩織炎で入院したことがあったこと、から、さいたま市の医療サポート電話で救急病院の外科を紹介してもらいました。

日曜日9時頃:

救急病院の外科に電話し症状、年齢などを伝えると、診察して貰えるとの返事。思えば、この時点で「蜂窩織炎の疑い」だったのだと思います。

日曜日10時頃:

救急病院にて診察。見た瞬間に「蜂窩織炎だろう」とのことでした。塗り薬と抗生物質を処方して貰い帰宅。翌日、正式に皮膚科を受診することに。

月曜日9時頃

腫れ、痛みは前日よりひどくなりました。その時の右足の写真です。

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前日には親指周りだけだった腫れが、右足の甲に広がっていました。白いのが膿みで、虫に刺された場所でもあります。

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正常な左足と比較すると、足が赤く腫れているのが分かります。

月曜日10時頃

皮膚科を受診。血液検査。通常であれば0.3以下であるCRP(C反応性蛋白:C-reactive protein)の値が6を超えている。CRP-基準値・正常値のまとめによると「中程度以上の炎症などが検討される範囲」とありました。

前日から抗生物質を飲んでいるのにしては数値が高いということで、点滴をすることに。「上半身に回ると敗血症になりますよ」と言われました。そうなんです、重症になると「蜂窩織炎」は命にも関わるんです。

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余談ですが、これまで注射や点滴は腕の内側だったのですが、初めて外側の点滴を体験しました。意外に痛いものでした。

点滴後に、腫れと痛みが足首あたりまで広がっていることに気づきました。

火曜日8時頃

前日よりも痛みはかなり和らぎました。赤みは薄くなった気がしますが、腫れは継続しています。靴はしめつけが痛くて履けません。

火曜日10時頃

2度目の点滴。

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かなり足の痛みも引いてきました。

水曜日にも病院に行きますが、完治までは2週間くらいはかかるだろうと言われています。

水曜日10時頃(追記)

診察で順調に回復していることを確認。最後に点滴をし、残りの薬を飲みきって終了ということになりました。

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3日連続、3回目の点滴です。点滴の中身は3回とも抗生物資(ロセフィン)です。体調はほとんど問題がないのですが、身体の中に残っている菌を徹底的に叩く、ということなのでしょうね。

朝は軽く押すと痛みのあった足も、帰りには痛みもなくなり、腫れ・赤みもかなり引いていました。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」の怖いところ

「蜂窩織炎」が怖いのは「単なる虫刺されでしょう」と思って、すぐに病院に行かずに様子を見てしまうところです(もちろん他の要因で「蜂窩織炎」になることもあると思います)。最初に「進行が速いらしい」と書きましたが、そういうこともあって初動が大事になります。

Facebookで「蜂窩織炎になった」という知り合いが2人いたのですが、2人とも10日〜20日程度の入院をしたそうです。やはり、最初は様子見してしまったのだったそうです。

父が20年以上前に「蜂窩織炎」で生死の境をさまよったのですが、その時は最初の病院で「虫刺され」と診断され帰宅、しかしわずかな時間で足が腫れ上がり、熱も40度になり救急車を呼ぶことになりました。その時の経験があったので、今回は自分のケースですぐに病院に行くことができたのですが。

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」虫刺されにも気をつけよう

まさか、ぼく自身も虫刺されでこんな一大事になるとは思いもしませんでした。たかが虫刺され、されど虫刺され、です。もし、虫に刺されたところが赤く腫れ、痛みを持つようになったら、皮膚科を受診することをオススメします(もちろん虫刺され以外の要因もあります)。

追記:「蜂窩織炎」に関するツイート

今回の記事に関して、様々なリプライを頂きました。驚いたのは「蜂窩織炎になったことがある」という人が、思っていたよりも多かったことです。やはり重症になったり、入院されてます。

ぼくは日曜日に病院に行き、水曜日で診察を終えることができましたが、やはり初動が早かったからだと思います。もし1日遅れていたら、重症化していたのでは、と思います。

免疫力が低下する中高年がかかりやすい病気のように思っていたのですが、必ずしもそうでもなさそうです。みなさんも、頭の片隅に「蜂窩織炎」を置いておいてくださいね。