40

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おかげさまで本日、無事に40歳の誕生日を迎えることとなりました。読み続けて下さっている、ネタフル読者の皆々様に、心より感謝いたします。ありがとうございます。

39歳の残り十数分から、40歳になる瞬間までの自分を観察していたのですが、何もないといえば特にありませんでした。ただ、無事に40歳を迎えられたことに、感謝の気持ちは尽きません。

母は、59歳でガンで亡くなりました。そう思うと、自分に残された時間は長くないかもしれないし、しかしだからといって、あと20年ほどの間に何かを成し遂げようという気持ちもありません。ただ粛々と、家族が健康に過ごせればいいな、と願っています。

とはいえ最近、若い人たちが気になります。一緒にプロブロガー本を書いた、するぷさん。ブログだけで食べていくという、他人からすれば綱渡りのような細い道を選んだ、いわば戦友です。

そして、同じカタカナ名前のイケダハヤトさん。彼は年収200万円でも暮らせることを目標としています。経済が右肩上がりではない今、それも選択肢の一つかもしれません。でも、ぼくは自分の20代を思うのです。

当時、転職&結婚し、年収300万円で暮らしていた30歳の頃‥‥という話を書こうと思ったのですが、やはり止めておきます。遠くから見ていると、つい声をかけたくなりますが、自分が20代の頃を振り返ると、きっとそれを振り払っていたことでしょう。

20代の頃、よく分からずに働きました。

30代前半、一生懸命にブログを書きました。

30代後半、その頃の仲間たちと何かを成し遂げることができるようになりました(書籍執筆とか)。

40代前半、まだしばらくはそれが続くでしょう。

40代後半、広い意味での店じまいとなるでしょう。

50代から後、ただブログを書いているでしょう(希望的観測)。

いま、自分の人生をそんな風に考えています。恐らく、35〜45歳くらいが、ぼくの人生で最も充実した時間だと思います。家族に仕事に。

別に達観しているとか、後の人生が寂しいねとか、そんな風にも思っていません。これは単純に、そういう流れだと思うからです(もしかしたらもっと違う人生が待っているかもしれませんがね!)。

ただ、なんとなく、息子を持ったからか、単純に年を取ったからなのか分かりませんが、後に続く人たちに何かを残せたらいいな、とは思っています。それがどういう形が良いのか分かりませんが、一つはプロブロガー本でした。

けっこう20代の頃は「自分がよければいいや」とか「自分の家族が幸せならそれでいいや」と考えるようなところもありましたが、30代の10年を経て、そのあたりの考え方が最も変わったな、と思います。

別に、世界平和を願うとか、そんな大それたことでもないんですがね。

まあこの先、若い人たちと交わることも減ってくるとは思うんです。だからお願いとしては、もしよければおっさんと飲み会でもしてください。なんでも聞いてくれて構わないですし、できる限り答えます。もちろん、おっさん同士の酒も。酒は大好きです。

そして、この30代の10年は、妻なくしては成り立たない10年でしたので、最後に感謝の言葉を述べて終わります。いつもありがとう。多くは望みません。ただただ、家族が健康でありますように。

ここまで書いてみて、オチも何もないですし、40歳ぽい話が書けたのかどうか、それだけが心配です。