ドラリオンは本当にすごかった

「ドラリオン」のゲネプロをONEDARIということで、本公演が始まる前日に「ドラリオン」を体験する機会を頂きました。

既に本公演がはじまっていますので、テレビなどで見かけた方もいると思いますが、あれはマジで生で見るべきと思いました。

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「ドラリオン」というのは「シルク・ドゥ・ソレイユ」による演目で、ドラゴンとライオンの造語だそうです。東洋と西洋の融合みたいなのがテーマになっています。

大道芸とサーカスの融合という説明がしっくりくると思うのですが、しかしそういうイメージで見ているとものすごく裏切られます。

2時間半のステージで、間に30分の休憩が挟まれます。30分の休憩は長いなぁ、と思ったのですが、30分くらいは休まないとグッタリしてしまうかもしれません。息をつく暇がないんですよ。

1時間の間に6個くらいの演目がありますので、舞台は10分ごとくらいで切り替わっていきます。この配分がまた長過ぎず短すぎずで、緊張感を保ちつつ進んでいく訳です。

個人的に驚いたのはトランポリンでした。重力から解き放たれるというんでしょうかね。予想外の動きに、思わず「うおっ」て口をついて出てしまいましたよ。

予想外の動きというのは全てにおいてそうで、まあそのくらいはやるよね、というのは序章に過ぎません。

えー、そんな動きができるの!? という予想していない領域に突入していくので、そしてそれが何度も繰り返されるので、驚きに包まれるどころか呆気にとられてしまうという訳です。

一緒に見に行った、いしたにさんがドラリオン( DRALION )は、まさに怒涛のステージでした。というエントリーでうまいこと書いています。

演目と演目の間もまったく隙間がないというか、とにかくもうこれでもかこれでもかなんです。飽きさせてくれないどころの話じゃないです。言葉にするとすれば「許してくれない」という感じ。

ズバリ。

「許してくれない」

これだ。

これは生で見るべきと思ったのは、テレビで見てもすごいし、誰かが「すごい!」と言っているのを聞いても確かにすごいと思うのですが、演じている人たちの緊張感や、言うなれば呼吸が伝わってくるような感覚や、やばいくらいのアクションに成功したときの観客との一体感などは、やはり生で見ないと分からないのですね。もったいない。

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ということで、チケットがとれれば子供を連れて、もう一度、見に行きたいと思います。