赤瀬川原平、死去

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美術家、芥川賞を受賞した小説家、そして「老人力」という流行語を生んだことで知られる赤瀬川原平氏が死去しました。77歳でした。訃報:赤瀬川原平さん77歳=美術家、作家「老人力」という記事になっていました。

1950年代末から無鑑査の美術展に出品を始め、60年、同世代の芸術家と「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。既成の価値観や表現にとらわれないオブジェを発表した。

1970年代に「尾辻克彦」のペンネームで小説の執筆を開始し、1981年に「父が消えた」で芥川賞を受賞したそうです。「老人力」は1998年でした。

赤瀬川原平 – Wikipediaによると「赤瀬川原平」もペンネームで、本名は赤瀬川克彦です。小説を書く際のペンネームである「尾辻克彦」も、本名に関係しているのですね。「ガロ」などで漫画家として活動していたこともあるそうです。

病気療養していたということですが、Twitterでツイートされていたようです。

@akasegawagenpei

2014 10 28 1100

ご冥福をお祈りいたします。

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前衛芸術家の赤瀬川原平さん死去 NHKニュース

赤瀬川さんは、街中にある役に立たないものを「トマソン」と名付けてその意義を考えるなど、身の回りに着目した活動や、カメラの愛好家としてスナップ写真を発表したりといった活動でも知られています。

赤瀬川原平さん死去 「老人力」「超芸術トマソン」:朝日新聞デジタル

横浜市に生まれ、子供時代は大分や名古屋で過ごした。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大)は中退したが、20歳ごろから無審査の読売アンデパンダン展などに絵画やゴムチューブを使った「反芸術」的な作品を出展。