中川昭一元財務相、死去

中川元財務相が死亡、死因特定へ病理検査という記事より。

4日午前8時15分ごろ、自民党の中川昭一元財務相(56)が、東京都世田谷区下馬の自宅2階にある書斎兼寝室のベッドでうつぶせの状態で死亡しているのが見つかった。

中川昭一元財務相が、自宅で亡くなっているのが発見されました。「顔のうっ血や目立った外傷もなかったが、ベッド上に嘔吐(おうと)した跡があった」ということです。

「都内の総合病院に通院し、処方された睡眠薬を服用していた」ということと、行政解剖からアルコールが検出されたことが明らかになっていますが、詳しい死因は判明していません。

3日午後9時ごろ、外出先から帰宅した妻が、中川氏が上半身だけをベッドにもたれ掛けるようにしてうつぶせで寝ているのを確認、異常は感じなかったという。

死亡したのはこの後の23時前後と見られています。

中川氏は麻生内閣で財務相兼金融担当相に就任。今年2月にローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後、もうろうとなった状態で会見して批判を受け大臣を辞任、会見前の飲酒も発覚した。

2009年8月の衆院選では、落選していました。父親である中川一郎氏は、1983年に自殺しています。

心よりご冥福をお祈りいたします。

どうした、日本―中川昭一と宋文洲の不愉快な対話 (単行本)

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突然の悲報、言葉失う関係者相次ぐ

中川氏は8月の衆院選北海道11区で民主党候補に大差で敗れたものの、落選後の記者会見で「これからご恩返しをしていく」と再起を誓っていただけに、竹内氏は「捲土(けんど)重来を期していたのにこんなことになるなんて…」と声を落とした。

“泥酔会見”から8カ月…中川元財務相が急死

検視では死因は不明。遺書のようなものも見つかっておらず、世田谷署は自殺の可能性も低いとみている。捜査当局によると、行政解剖の結果、死因は循環器系の持病の可能性があるという。

ストレス大きく…心筋梗塞による突然死か

「突然死はストレスが引き起こすことがある。中川氏の場合、G7閉幕後の泥酔会見やその後の大臣辞任劇での批判、衆院選での落選、自民党の大敗で受けたショックやストレスは相当大きかったはず。突然死の可能性がある」

中川氏 飲酒にまつわるエピソードは多く

二日酔いで目を充血させたまま記者会見に臨んだり、小泉内閣時代には酒のにおいを漂わせて仕事をしていたため、小泉純一郎首相(当時)から「朝から飲むな」と一喝されたこともあった。また、00年6月の衆院選で当選を決めた際に、帯広市内の事務所でふらつきながら万歳三唱。ダルマに目を入れる際には、墨を付けすぎ「黒い涙」を流したようになってしまったことも。

中川氏の地元・突然の悲報に衝撃と落胆

中川氏の父親で元農相の故一郎氏が1983年に自殺した当時、一郎氏の秘書だったという喜多龍一道議は「死因が分からないので何とも言えないが、当時のことを思い起こしてしまいつらい」。

中川元財務相急死!56歳、父・一郎氏の享年と1年違いで…

中川氏は、ポロシャツと短パン姿で無精ひげを生やしていた。着衣の一部がはだけていたが、乱れはなく、室内に争った形跡もなかった。顔のうっ血や目立った外傷もなかったが、ベッド上に嘔吐(おうと)の跡があり、室内の机の上に睡眠薬とみられる錠剤の入ったシートが置かれていた。

東大→興銀のエリートコース 将来の総理・総裁候補…中川昭一という男

「繊細できちょうめんな性格が酒に走らせてしまった」(同僚議員)という無類の酒好き。酒席では「まずはウーロン茶から」で始まり「では1杯だけ」となると、すぐにブレーキが利かなくなり「これで最後」と繰り返しながら杯を重ね、酩酊(めいてい)状態になることもしばしば。

三宅久之氏「断酒がストレスになったのかも」…中川元財務相死去

衆院選前の8月に帯広市で行われた総決起大会で中川氏に断酒を促した政治評論家の三宅久之氏は「断酒が中川氏のストレスになったのかもしれない。残念でならない」と唇をかんだ。

父・一郎氏は57歳で…他殺説も

一郎氏は「北海のヒグマ」の異名を持つ豪放な政治家として人気を集めたが、83年1月9日、札幌市内のホテルの浴室で遺体で発見された。死因は当初、急性心筋梗塞(こうそく)と発表されたものの、数日後に自殺と訂正された。しかし、遺体発見前後の状況に数々の謎が残されていたことから、親しかった一部政治家には外国の情機関が関与した他殺説を公然と唱えた人もあり、この一件は昭和の政治史の大きな謎のひとつとして現在も語り継がれている。

「首相にしようと思っていたのに…」

同じ伊吹派で、農水族議員としても親しい落選中の谷津義男元農相は「20年以上の付き合いで一緒に農業の勉強をしてきた。中川氏は落選後も『これから選挙区を回る』と再起を期す発言をしていた。将来は首相にしようと思っていた」とショックを隠せない様子だった。

最近の中川氏「元気がなさそうだった」

以前は中川氏が庭いじりをする姿を住民が見かけることもあったが、最近はあまり手入れをしていなかったのか、自宅の庭には枯れたままの花も。近所の女性(58)は「3日ほど前の早朝にコンビニの買い物帰りの中川さんとあいさつした。元気がなさそうだった」と話した。

麻生前首相“盟友”の死に「言葉がない」

安倍元首相は弔問後、「10日前ぐらいに電話で話したのが最後。その際、“保守再生のために、安倍ちゃん、頑張れ”と言われた」と悲しみをこらえて語った。

一郎氏の元秘書…宗男氏「政治の世界は厳しい」

同じ衆院議員だった父の一郎氏の元秘書で、中選挙区時代には中川氏と戦った新党大地の鈴木宗男代表は4日、札幌市内で会見。「お父さんと同じ50歳代。こういう別れ方をするなら、もっともっと話すことがあった…」と声を詰まらせた。

宗男氏涙「話したいことたくさんあった」…中川元財務相死去

父・一郎氏と親子2代の訃報(ふほう)を受けたことについては「中川一郎先生が亡くなったとき、言いようのないショックでした。政治の世界は厳しい。かつて仕えた人の息子として、話したいことはたくさんあった」と述べた。

麻生前首相「言葉がない」…中川元財務相死去

「もうろう会見」で辞任に追い込まれた中川氏をかばっていたとされる麻生前首相。先の衆院選では真っ先に応援に駆け付けていた。「自由民主党としても大きなダメージを受けたと私自身はそう思っています」と話すと、同日夜には中川氏の自宅に弔問に訪れた。

中川昭一元財務相が自宅寝室で死亡

警視庁によると、妻(50)は中川氏が起きてこないため様子を見に行き、ベッドでぐったりしているのを発見。午前8時20分ごろ、119番し、救急隊員が午前8時27分、死亡を確認した。

麻生前首相ら次々と中川氏自宅に

麻生氏は「すごいショックだ。党のダメージは大きい」と動揺を隠しきれない。遺体が行政解剖のため自宅を出た際には、窓から手を合わせる親族とみられる女性の姿が。谷津義男元農相は「家族は悲嘆にくれていた。遺体には『安らかに眠ってください。もっと一緒にやりたかったな』と声を掛けた」と沈痛な表情で語った。

麻生元首相「ショックが大きく言葉がない」…中川元財務相死去

中川氏が所属していた伊吹派の事務総長を務める河村建夫前官房長官も共同通信の取材に対し「落選の衝撃が大きくて心身ともに疲れていたのかなあと思う。中川氏の政策能力は高く、将来の日本の政治を担う人だった。再起を期してくれると思っていたので本当に残念だ」と肩を落とした。

鈴木宗男氏「まさかこんなことになるとは」…中川元財務相死去

鈴木宗男衆院外務委員長は4日午前、中川昭一元財務相の死去を受けて札幌市で記者会見し「まだ若く、次の選挙で再起を図るつもりだと聞いていた。まさかこんなことになるとは」と述べた。

中川元財務相が急死、遺体からアルコール成分

行政解剖の結果、死因は循環器系の持病の可能性があると分かった。弔問客によると、遺族側は死因を「急性心筋梗塞(こうそく)」と説明しているという。

麻生前首相ショック…中川氏急死「言葉がない」

衆院本会議場での席は隣。今年2月、中川氏がローマでの「もうろう会見」直後に官邸を訪れると「大丈夫だ。必ずオレが守る」と擁護した。

将来の首相候補が…もうろう会見で“転落”

財務省関係者ですら「(これまでで)一番ひどかった」と漏らす醜態。高まる国内外からの批判に「風邪薬を倍近く飲んでいた」と釈明。国会の財務金融委員会でも「飲んだのをごっくんというのであれば、ごっくんはしておりません」と答弁したが、翌日には結局、引責辞任した。

中川氏急死に横田さん夫妻「拉致問題に熱心」

北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋さん(76)は4日、川崎市で開かれた集会後、「びっくりした。拉致議連の会長など拉致問題を熱心にやってくださった。ご冥福を祈りたい」と報道陣に語った。

自民・谷垣氏、中川氏急死に「個人的な思いも」

自民・谷垣禎一総裁(64)は4日、都内で「有能な方だったので残念だ。力を発揮していただく局面が必ずあると思っていた」と語り、惜しんだ。中川氏とは麻布中・高の同窓生で「いろんなことでご一緒してきたので、個人的な思いもある」と話した。

中川氏急死に妻、号泣…自宅前一時騒然

また別の近所の住民によると救急隊員らが死亡を確認して引き上げた直後、中川氏の妻は玄関から外に現れ、声を上げて泣いていたという。

中川氏の死因、アルコール性心筋症の可能性

「アルコール依存症の方は肝硬変に近い状態に陥っていることがあり、心筋症を起こしやすい。(中川氏の場合は)1度やめたアルコールを再び飲みだしたことで、アルコール性心筋症の発作を起こし、急死した可能性が高いと思われます。50代で死ぬケースが多いですね」

中川氏の死因、遺族は「急性心筋梗塞」と説明

中川昭一元財務・金融相(56)が4日朝、東京都世田谷区の自宅ベッドで死亡しているのが見つかった。警視庁世田谷署によると、目立った外傷はなく、遺書は見つかっていない。ベッドには嘔吐(おうと)の形跡があった。同署は事件の可能性は低いとみて死因などを調べている。

中川氏の自宅、報道陣ややじ馬で騒然

中川昭一元財務相が死亡しているのが見つかった東京都世田谷区の自宅は4日、ニュースが報じられた直後から報道陣ややじ馬約100人が集まり、騒然となった。周囲の道路には規制線が張られ、制服姿の警察官らが慌ただしく自宅に出入りした。