ビックカメラ、ベスト電器をグループ化という記事より。
家電量販店5位のビックカメラが、7位のベスト電器への出資比率を週内にも、現在の14・86%から15%超に引き上げ、持ち分法が適用されるグループ企業にすることが15日、分かった。将来的には子会社化も検討。
ビックカメラがベスト電器への出資比率を引き上げ、持ち分法が適用されるグループ企業にすることが明らかになりました。
持ち分法を適用するには出資比率を20%以上にするか、15%以上にして取締役を派遣することが条件だそうです。
ビックカメラは業界5位、ベスト電器は7位ですが、これでヤマダ電機に次ぐ2位の家電量販店グループとなります。売上高の合計は1兆円に。
関東中心のビックカメラと九州に強固な地盤を持つベスト電器は、営業面で補完関係にある。グループ会社化を機に、両社は店舗運営、仕入れ、物流面などで共同化を進めてコストを削減。
関東地方ではベスト電器はあまり馴染みがないですよね。確か、近所のショッピングモールに出店するも、撤退していたような記憶があります。
逆に九州ではビックカメラの知名度が低いのでしょうから、そういう意味での補完関係ということなのでしょうね。
「ベスト電器をめぐっては、ヤマダ電機やエディオンも株を保有し争奪戦を繰り広げてきた」ということで、みんな狙っていたみたいです。
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ビックカメラは今月中に、5000万円でベスト電器株を追加取得し、出資比率を15.03%まで高め持ち分法適用会社とする方針。併せて、両社の会長が双方の顧問に就任し、経営情報の共有化を図る。
売上高は、ベスト電器が4135億円(08年2月期)、ビックカメラが5422億円(07年8月期)。