ユーチューブとGoogle Videoが明暗を分けた理由-グーグル幹部が明かすという記事より。
Googleの幹部Marissa Mayer氏は米国時間11月9日、当地で開催中のWeb 2.0 Summitで、Google Videoが成功を収められなかった分野でYouTubeが成功した理由について、ユーザーが自分の投稿したビデオをすぐに見ることができたからだ、と語った。
いやーもう、本当にこれに尽きるでしょうね。
Google Videoに投稿したビデオは、審査を行って一般公開されるまでに2〜4日かかっていたと、Mayer氏は語っている。
動画をアップロードした時って、やっぱりすぐに誰かに見せたい訳ですよ。友達に教えたいとか、ブログで書きたいとか。
その準備のために数日かかってしまうようだと、もはやないのも同じというか(言い過ぎかな)。
その点で、YouTubeは違法な動画もアップロードされることになる訳ですが、一般ユーザとしてはアップした動画がすぐに見られるというメリットを享受することができた訳です。
また、Googleが検索に関するアンケート調査を行ったところ「多くの人が検索結果は多ければ多いほど良いと回答した」ということで、結果ほ30件にする実験をしたのだそうです。
その結果、検索結果の応答時間が平均0.5秒長くなってしまい、待ち時間に耐えられないユーザが出てきてしまったということです。
0.5秒ですよ。0.5秒だけど、積み重なってしまうと厳しいのですね。
同氏は、Googleはこの経験を自社のすべての製品開発に活かしたと述べる。「われわれがGmailでAJAX(Asynchronous JavaScript and XML)を用いることにした最大の理由は、スピードだった」(Mayer氏)。
なるほどねぇ。Ajaxはインパクトがありましだか、それより何よりスピードに意味があったということなのですね。「SearchMash」もまさに、その一環なのかもしれませんね。