グーグルのオファーを断り、10億ドルをつかみそこねた男の話という記事より。

画期的なアイデア、幸先のいいスタート、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリスト(VC)からの援助、すぐれた実績を持つ人材などの好条件に恵まれながら、FriendsterがMySpaceやYouTubeに比肩する成功例になれなかったのはなぜか?

「次のGoogle」になることばかりに気を取られて、進むべき方向を見誤ってしまった「Friendster」のお話です。

そういうば、アメリカでSNSといえば「Friendster」をよく目にしていた訳ですが、いつの間にか「MySpace」に取ってかわられていました。インターネットでは先行者メリットが非常に大きいと言われますが、必ずしもそうではないという事例ですね。

Googleが先述のようなオファーをしたのも、ちょうどこの頃のことだった。このオファーには、3000万ドルの評価という点のほかにも、ある特別な魅力があった。それは、自分のつくったサービスが何千万もの人々の目に触れるという可能性だ

Googleからのオファーを蹴るなんて!

ぼくだったら、間違いなくそこでexitしてしまいますね。

しかし、これは創業者本人の意志とは別に、こんな理由があったそうです。

シリコンバレーのVCが、Googleへの売却を思いとどまらせるべく、「株式の一部と引き替えに資金を提供し、また援助もするから、Friendsterを数億ドルもの価値を持つ有力オンラインサービスにしていこう」とAbramsに働きかけた。

さらに「本人のキャパシティを超えるほどの責任を背負わされて、肝心の事柄--サービスの改善・拡充から目をそらしてしまった」などの悪循環が重なり、ついには「MySpace」に追い抜かれてしまったという訳です。

見るべきはGoogleではなく、ユーザの方だった、という実に当たり前のオチです。