GoogleとeBayが提携、Google TalkとSkypeの互換実現へという記事より。
米Googleと米eBayは8月28日、複数年の戦略提携を発表した。提携はテキスト広告と、広告リンクをクリックして電話がかけられる「Click-to-Call」機能が中心。
テキスト広告関連の提携が中心で、広告リンクをクリックして電話がかけられるようになる「Click-to-Call」がアドワーズに導入されるのでしょうね。また、eBayで独占的にGoogleのテキスト広告が表示されるということです。
あれ? と思うのは、eBayは2006年5月にYahoo! とeBayが提携ということで、Yahoo! とも提携を発表していたのですよね。
・Yahoo! がeBayのグラフィック広告を全て取り扱う
・Yahoo! がeBayの検索ページにスポンサー付き検索を提供
などという内容だったのですが、ちょっとバッティングしている印象です。
※eBayとGoogle、世界規模の広告展開で提携 – Skype、Google Talk等で連携を見ると「米国外でのeBayのテキスト広告配信をGoogleが独占契約」ということで、バッティングしないみたいです。
Googleの決済サービス「Google Checkout」に、eBayがPayPalの対抗となるとして危機感を募らせての提携だったはずなのですが、Googleとも手を組んでしまった訳ですね。
SkypeボタンつきGoogle Toolbarの提供や、SkypeとGoogle Talk間の互換性の向上なども、今回の提携に含まれるという。
SkypeとGoogle Talkが連携するとなると、ますますSkypeに一本化できそうで、個人的には嬉しいところです。
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eBayは、同社より大規模なライバル会社との関係を強化するとともに、自身のインターネット音声通信技術である「Skype」を普及させたいともくろんでいるようだ。