リクルートに戻ってきた3つ目の“T”という記事より。

創造的な人材がたくさん欲しいというのは、大企業のほぼ共通した願望といっていい。その一方で、創造性を武器に事業を拡大していく人材はなかなか“量産”できない。

「どうすれば創造的な人材がたくさん育つ組織ができるのだろうか?」というテーマで研究しているジョージ・メイソン大学のリチャード・フロリダ教授の、

「創造的な人材がたくさん育つ組織や会社、ないしは都市や国は実際に存在していて、それらの場所には共通して3つの“T”がそろっている」

という話が紹介されています。

3つの“T”とは?

よく見られるのは、

「Talent」の“T”
「Technology」の“T”

の二つ。なかなか足りないのが‥‥

「Tolerance」の“T”

なんだそうです。「Tolerance」とは寛容性のこと。

創造的な人材というのは、ある意味で突拍子もないことを考える人であり、周囲に寛容性が足りなければ活躍するのは難しい。ちょっと考えてみればすぐに分かる。

「出る杭は打たれる」という言葉もありますが、なるほどな、と思いました。リクルートの例を挙げて「収益性にシフトをしてきた過去においては、寛容性を犠牲にする局面もあっただろうが、最近は寛容性についての余裕が目立つ」としています。

寛容性がなければ個性が育たず、個性が育たなければ会社としてユニークな創造性のあるサービスを提供することができないということでしょうか。

大企業病とは「生き生きとした組織から寛容さが消えていく」病と書かれています。なんとなく分かる気がします。大企業に勤務したことはないのですが。

組織として均一化されているのが望ましいのかもしれませんが、組織の成長ともに、寛容性が失われ、創造性が消えていくのはジレンマですね。