アイコン訴訟、ジャストシステムが逆転勝訴

「一太郎」のアイコン訴訟、ジャストシステムが逆転勝訴しています。

松下電器産業が両ソフトの販売差し止めなどを求めていた訴訟の控訴審判決が30日、知的財産高等裁判所であった。ジャストシステム側の主張を認める逆転判決が下された。

バルーンヘルプを表示する“マウスマーク”の機能が特許侵害にあたるとして、松下電器産業がジャストシステムを訴えていた裁判で、ジャストシステムの主張が認められる逆転判決があったそうです。

今後の対応に関しては検討するそうですが、これで決着になるでしょうか、それとも‥‥。

ジャストが逆転勝訴 「一太郎」アイコン訴訟によれば、裁判長は「松下の特許は進歩性を欠き、無効とすべきもの」としたそうです。仮に認められていれば、製造・販売中止、在庫の破棄でしたから、ジャストシステムにとってはとんでもない大打撃でした。

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今回の訴訟における最大の争点は、ヘルプ表示に関する松下電器産業の特許(特許番号第2803236号)の有効性である。すなわち今回の特許について特許無効審判が提起された場合に無効とされるべきか否か、今回の特許の行使が許されるか否か、である。