「へんな会社」のつくり方

立ったままで会議をする、ミーティングをポッドキャスティングする、フリーアドレス化のみならず開発合宿や出張オフィスを取り入れるなど固定化したオフィス環境を徹底して排除する、ユーザーからのバグ報告までもコンテンツとして流通させる、「サービスを50%の完成度でリリースする」と公言、社員全員が自転車通勤、などなど。サービスそのものの独自性ばかりではなく、その経営そのもののユニークさもまた話題となっている。

「へんな会社」のつくり方

はてな社長近藤氏の本。もしや出版社は? と思ったらやっぱり翔泳社でした。ということは、編集者はあの方ですね。ふむふむ。

「CNET Japan Blogで2005年後半に連載された「近藤淳也の新ネットコミュニティ論」を初出とし、大幅に加筆・再構成しました」ということで、CNETの連載を読もう読もうと気にしつつ、いつまで経ってもBloglinesの未読はなくならないので、こりゃ書籍で読んだ方が良さそうですね。

そういった独特の開発方針やユーザーコミュニティ運営、会社経営術によって「変な会社」と称される「はてな」は、はたしてどのような哲学によって動かされており、どれほどの新しさを秘めているのだろうか。

漠然となんとなくはてなのことは知っているつもりですが、これを読んでさらにはてなーになりたいと思います。

目次

はじめに インターネットは知恵の増殖装置
PART 01 情報を共有する
1. 世の中は“でたらめな仕組み”で動いている
2. あなたと私の情報を共有する
3. 社内で情報を共有する仕組み

PART 02 仕事をする場所
4. 開発者が楽しく仕事できる環境
5. 連続的な開発と非連続的な開発
6. いろいろな試み
7. まっとうな意見が通る組織に
8. 自転車とインターネット

PART 03 ユーザーとともに
9. ユーザーとともにサービスを開発する
10. 50%の完成度でサービスをリリースする
11. ユーザーの要望を知る
12. コミュニティ運営上のさまざまな問題
13. 世界中の意識をつなげるインターネット

PART 04 はてなの周縁から
「へんな会社」で働く社員の告白/水野貴明
近藤淳也 インタビュー/松永英明

あとがき 18歳の自分に向けて

近藤淳也のハイリスクで魅力的な二面性/梅田望夫