ほぼ日刊イトイ新聞の本

49歳の誕生日に初めて買ったMacからすべては始まった。小さな自前のメディア『ほぼ日刊イトイ新聞』は、ベストセラーを生み、イベントを成功させ、「すぐそこにある幸せ」を伝える、1日100万アクセスの超人気HPになった。新しい「仕事」のかたちを探る『ほぼ日』の、試行錯誤と成長のドラマ。新章を加筆!

ほぼ日刊イトイ新聞の本

飛行機の中で読もうと思い、空港の本屋で、たまたま目についた「ほぼ日刊イトイ新聞の本」を購入しました。もともと2001年に発行されたものに加筆し、文庫化されたのですが、これが思いのほか良かったなぁ。

目次を見ると、

●どうしてこんなことをはじめたのか?
●クリエイターの「まかないめし」を提供してもらおう
●実力以下に評価されているものを拾い出す
●「いま仕事が流行っている」
●独自のバリューをつくり続ける
●『ほぼ日』は伸び伸びしているか
●オリジナルTシャツに涙する
●『ほぼ日』幼年期の終わり
●理想の組織を見つけたい
●すべてはコンテンツなのだ、という考え方

という感じで、ある意味では社史です。そして、糸井重里という人が、それまでの自分をリセットし、自分のためのメディアを構築するためのお話でもあります。少人数で始めたメディアも、今では20人以上を抱えるまでに成長しているというのは、読んでいるこちらも心強くなる話です。

ほぼ日刊イトイ新聞といえば、古くさいレイアウトで、あまり読んだこともなかったし、糸井重里という人についても良く知らなかったけど。けど、この本を読んで、ほぼ日も糸井重里も、もの凄く身近存在に思えました。というのも、ぼく自身がほぼ日刊のメディアを更新しているからかもしれない。

同じような作業をしているからこそ、より身近に感じられたのかもしれない。かつては上場を目指すベンチャー企業にいて、そこでの寝食を忘れるような経験というのも、重なる部分があるような気がする。つまり読んでいて“人ごと”じゃなかったんだよね。ということ。「大事なものがあるから、全力を尽くすことができる」というのも、グッとくるフレーズです。

今では書籍もたくさん出て、1日100万PVを獲得し、広告主におもねらない媒体へと成長したほぼ日。とはいえ、やっぱりここまで来るには、平坦ではなかったんだよなぁ。ネタフルは人を増やすことは考えていないけれど、ほぼ日刊のメディア更新者として、勇気づけられました。

第一章に、凄く好きなフレーズがあります。

糸井氏がパチンコで取ったウォークマンの偽物を娘さんがとても大事にしているんです。その様子を見て糸井氏は。

「偽物の不細工なフォークマン」で、好きなテープを聴き、寝る前にいかにも古くさいイヤホンをぐるぐる巻き付けてそいつをしまう、その姿のほうが、かっこよく思えたのだった。

「うらやましい気持ちになったのだ」と。古くなったら新しいのを買う。なんでも買えばある。しかし、娘さんをみていて、うらやましくなったんだそうです。「こいつのほうが、かっこいい」と。

うーん、なんかいいな。ぼくも、初代iPodを、HDDがイかれるまで使おうと決めました。

ほぼ日、RSSリーダで新着記事を読めるようになるといいな。

Say Hello! あのこによろしく。

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