「名経営者が失敗する“本当”の理由」を失敗本の著者に聞くという記事より。

フィンケルシュタイン氏は6年もの歳月をかけて「名経営者が、なぜ失敗するのか?」(原題:Why Smart Executives Fail)を著した。モトローラやジョンソン・エンド・ジョンソンといった米国企業のほか、ソニーや雪印乳業、2000年にルノーに買収された韓国サムスン自動車、など約60社を取り上げ、これらの企業が犯した失敗の原因を分析している。

これまで通説になっていた企業の失敗する理由を否定する話、だそうで、なかなか興味深いかもしれません。

例えば「経営者が無能だった」とする通説がある。フィンケルシュタイン氏は、失敗した企業の経営者はすべて優秀であり、むしろ優秀であるが故に失敗を招くと指摘する。
「経営者が優秀でも、不測の事態を予測できなかった」という通説についても、同氏は次のように否定する。「失敗した企業の経営者は、重要な産業の変化が起きつつあることを知っていた。しかし、その変化の可能性を検討したうえで無視した」。

優秀であるが故の過ち、というのは何とも言えないものがありますね。次の話を読むと、秀でてしまったための過信、とも考えることができるでしょうか。

アナログ方式で世界のトップに立ったのだから、当時のモトローラ経営陣が無能だったわけではない。しかも米国の大手電話会社は、繰り返しモトローラに、デジタル携帯電話へ転換するように求めていた。ところが同社は聞き入れなかった。自社のアナログ技術を過信して「ユーザーが求めているのはデジタル化ではなく、デザインの良い高性能のアナログ携帯電話機だ」と思い込んでしまった。

名経営者が、なぜ失敗するのか?

名経営者が、なぜ失敗するのか?