「ブログが情報の探し方を変える」、Stuart Henshall氏というインタビュー記事。

ブログが従来のWebと異なるのは、第1に、毎日、容易に更新でき、同時にニュース・フィードも更新できる。第2に、ニュース・アグリゲーターを使ってRSSフィードを得ることができることです。

企業への新しいナレッジ・ツール導入のコンサルティングを行っているStuart Henshall氏に、SNSやブログといったツールの最新動向に関してインタビューした記事です。内容は平易で、もの凄く未来の話でもなく、現状を的確に捉えたものとなっていますので読みやすいです。

従来のウェブページとブログの違いを次のように説明しています。

キーとなる違いは、ブログは、ポストを書き、Webページを更新するという作業を非常に簡単に行える構造化されたフォーマットを持っているということです。

これは入門ブログマーケティングでシックス・アパート関社長がブログを「簡単に更新できるWebサイト」と定義したのと同じです。

そして、Henshall氏は簡単に更新できることだけでなく、RSSフィードと連携できるという点も重要だとしています。「ニュース・アグリゲーターを使って、他人のブログのページの更新分をダウンロードできるのです。これこそが、注目すべき行動様式の変化です」と。

これにより、情報の得やすさは格段に高まりますから、情報収集のスタイルを激変させてしまう技術と言えるでしょう。

そして、

・簡単に更新できる
・RSSで更新情報がフィードできる

という二つのブログが与えるインパクトに関しては次のように説明しています。

多くの個人が、非常に多くの異なる情報ソースをスキャンしているということです。このソースを検索する方法が変化しつつあります。私の場合、洞察力のある特定のソースを得るのに、特定の個人に頼っています。

彼らを「リンクブロガー」と呼び、「他の人が言ったことを繰り返しているに過ぎませんが、私にとっては、パーソナル・フィルターとして役立っている」と述べています。ネタフルも「リンクブログ」の一種でしょう。

日本では個人ニュースサイトというジャンルがありますが、それらもパーソナル・フィルターです。ある人を通して選別されたニュースがあり、その“ある人”と好みが合致すれば、これ以上ないニュースソースになります。

その延長線でソーシャルブックマークサービスについても触れられています。

興味深いものを発見したら、Furlに追加登録します。FurlはRSSフィードを発生してくれるので、例えば、私のブックマークをあなたが見ることができます。これは情報をシェアする新しい手法と言えます。

Henshall氏はFurlというツールを使用しているようですが、日本では「はてなブックマーク」が勢いがあるでしょうか。ソーシャルブックマークを使用すると、情報共有の形が変わって行くのを実感します。

ぼく自身使用していますが、自分のブックマークを公開するのと同時に、何人かのブックマークを共有させて貰っています。つまり、自分というフィルターだけでなく、他の人のフィルターも持つことで、通常では目に触れないようなニュースや記事に出会うことができます。このフィルターが持つ意味は大きいです。

興味はあるけれど、細かくは追えないカテゴリーというのが誰しもあると思いますが、そのカテゴリーに詳しい人を登録しておけば、関連する情報を得られるのですから便利です。全ての情報を自分で見たいという欲張りな人は満足できないかもしれませんが、ベストエフォートで可能な範囲で見ておきたいという人には優秀な援軍になるでしょう。

イントラブログと言われて久しいですが、イントラソーシャルブックマークの方が、取っつきやすさの点から企業の情報共有ツールとしては親和性が高いのではないかと考えています。

ソーシャルブックマークの利点について、

素早く情報を入手したいなら、自分が発見したものを秘密にしておいては引き合いません。なぜなら、他の人々も同じ情報を見ているからです。真にやりたいことは、同じような物を見る人々とコネクトすることです。同じものをだれかも見ているということは、それが重要なものだということを示唆しているのです。

このように説明されています。確かに、自分が見つけた情報がどのような価値を持っているのか、他の人がどのように判断しているのかを知るために、ソーシャルブックマークに登録する、というのが増えた気がします。同じ名前もしばしば見かけるので、きっと同じ価値観の人と「コネクト」しているのでしょう。

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「ソーシャルブックマーク」が楽しい

「ソーシャルブックマーク」ということを目に耳にする機会が増えました。これまで食わず嫌いで過ごしてきたのですが、試しにはてなブックマークでネタフルを検索したところ、その楽しさに思わずはまってしまいました。