RSSマーケティングガイドのRSSだけのブログ&「コメントなんていらない!」というエントリーより。

検索エンジンから来る通りすがり的ユーザーは、そのまま帰ってくれるならいいんですが、たまにすごく批判的なコメントを残してそのまま帰ってしまい、こっちが反論したくとも二度と来ないユーザーが結構入ると言うことなんですね。そういうコメントを見るのも嫌だし、特定の読者だけに情報を発信したいなら別にHTMLバージョンのないRSSだけのブログでもいいんじゃないか?

人気ブロガーRussell Beattie氏のエントリーにこのようなことが書かれ、その対して様々なコメントが寄せられているそうです。

そもそもRussell氏のブログの訪問者には2種類あり、

・RSSでブログも購読しておりたまにコメントやトラックバックもしてくれる読者
・定期的に検索エンジンから来るユーザーで来ては帰っていく人達

と分類されています。ここで問題となっているのが検索エンジンからの訪問者で、ブログが検索エンジンで上位表示されやすいことはよく知られていると思いますが、そのお陰で「一見さん」が多く、批判的なコメントをつけて去り、反論したくてもできない、そういうコメントを見るのも嫌だ、だからHTMLバージョンのないRSSだけのブログでもいいんじゃないか? という内容が書かれているそうです。

なるほど。気持ちは分かります。

というのも、ネタフルも検索エンジンからの訪問者が非常に多いのですが、その結果、問い合わせ窓口と勘違いして質問コメントが書かれたり、コメントが掲示板化してしまい、非常に管理が面倒になり、結果的にコメントを取りやめた経緯があるからです。

Russell氏のブログには「コメント機能がなくなるとブログと呼べないんじゃ?」というコメントも寄せられたそうですが、少なくともネタフルの経験からするとそういうことはありませんでした。日本のビジネスブログでもコメントがないブログは多いですし、ブログの必須の機能ではないようです。

Russell氏も「僕もブログコミュニティには長くいるが、僕の知る限り、コメントはブログの必須要素としては思われたことは無かったと思うけど」と書いているそうです。

それよりも重要なのは「ブログのコアな要素はパーマリンクじゃないかな。で、次がRSS。結局この2つが一番利用されているでしょう」と書かれている点で、これは確かにその通りだと思いました。

naoya氏も次のように書いています。

naoyaのはてなダイアリー - RSSだけのブログ? / 重要なのは Permalink と RSS

ブログによって広まった一番重要な要素は、やはり Permalink の概念です。1つの記事に1つの決まったURLが割り当てられる。記事を、特定の話題についての"ひとまとまりの情報"というリソースとみたてて、そこに恒久的な URI をひとつ割り当てる。これにより、URI に対する HTTP GET 操作のみで目的とする情報が交換できるようになりました。

この結果、はてなブックマークのようなサービスが登場した、とnaoya氏。確かにシンプルだけれど、Permalinkが広まったというのは非常に有意義だったと言えるでしょう。当たり前のようなことなんだけれど、ブログ以前には1記事1 URLなんていうのは考えたことがありませんでしたからね。地味だけれど新しい。

友達が見ているくらいのブログであれば、コメントは機能すると思うんです。しかし、検索エンジンからの来訪者が増えてくると、ブログの知名度が上がってきてとは言え、訪問者がそれを判断するのは難しいですから、コメントがコメントとして機能しない、という自体はますます増えるのではないかと思います。

ちなみにRussell氏のブログではRSS広告の実験も行われているそうですが、サイト上の広告と比較すると「$10 vs $1,000で100倍売上が違った(RSS広告の方が低い)」そうです。

ランダムな訪問者が多いサイト上の広告の方がクリックされる、というのは当然のことで、RSS広告が伸びていくには、そのボリューム自体をどんどん増やしていかないといけないみたいです。