Six Apart創業者らが来日「トラックバックの機能拡張に積極的に取り組む」という記事より。

シックス・アパートは3日、米Six Apart創業者のベン・トロットとミナ・トロット、CEOのバラック・バーコビッツを迎えたラウンドテーブルを開催した。ラウンドテーブルでは米Six Apartの今後の展開と取り組みの概要が示された。

気になるところをメモしておきます。

・Movable Type、TypePad、LiveJournalで合計700万ユーザ、その内600万はLiveJournalである。
・LiveJournalを買収した理由は技術力、経験、ノウハウ。
・Movable Typeが成功を収めた理由は「9.11の同時多発テロにおけるブログの盛り上がりなど、我々にもコントロールできない要素の影響も大きかった」とした上で、ユーザに受け入れられたこと、ネオテニーの出資、CEOバラック・バーコビッツとの出会いがある。
・開発ノウハウはあっても会社を育てるノウハウがなかったからバラックに参加が成長の要因ではないか

大手ポータルやISPがブログに参入してきましたが、ミナ・トロットは「彼らにとってのブログはさまざまなサービスの一環であって、ブログ専門の企業ではない」と指摘し、基本的には有料であり、お金を払っているアクティブユーザがいる強みがある、と話しています。

「どんなカメラで撮影した画像が人気なのか、そういった見えない情報も多い。サービスの拡張性は常に考えている(バラック・バーコビッツ氏)」ということで、将来的にはデータマイニングも検討しているとのこと。データマイニングという部分になると、テクノラティもあったりして、ビジネス的にはなかなか興味深い分野になりそうですね。

トラックバックに関しては「最初は『あったらいいね』という感覚で実装した機能が、今ではブログを定義するような存在になったことは驚き。オープンソースとして公開したトラックバックをさまざまなサービスが利用してくれている」との感想を。

さらに、

「トラックバックの標準化組織、とまでは考えていないが、トラックバックを成熟させるための取り組みは積極的に進めていく」

との見解も語られています。トラックバックスパムで悩んでいる身からすると「トラックバックの機能拡張に積極的に取り組む」という言葉には非常に期待したいところです。

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シックス・アパート、「ユーザー数は700万人に」

「ブログ市場はまだ幼少期にあり、どの製品が一番受け入れられるかを判断するのはまだ早い。今の段階では、大企業向けから一般ユーザー向けまでさまざまな製品を提供した方がよいという考えだ」とベン・トロット氏。

ブログはPCのように企業に浸透する、シックスアパート

ブログが企業に浸透するシナリオを、ミナ・トロット氏はPCの普及に例える。「現在のブログの状況は、1980年代のPCに似ていると思う。企業はPCの利用価値をそれほど認めていなかったが、社員個人が便利なツールとしてオフィスに持ち込んでいった」(ミナ・トロット氏)。

シックス・アパート、創業者を迎えたラウンドテーブルを開催

Flickrやdel.icio.usといったSNS機能を持つサービスも「尊敬しているし、インスピレーションも受けているが、こういった新しい機能やサービスがブログとは関係ないところで育つとは考えていない」とし、新機能も積極的に取り組んでいく姿勢を示した。