「800MHzをよこせというのは孫さんのエゴ」,KDDI小野寺社長が言っています。

小野寺社長は孫社長の方針の急変ぶりを苦々しくコメント。「もともとは2GHz帯を利用したTDD(time division duplex)という新しい技術で参入したいということだった。それが困難だと分かると,途端に我々と同じFDD(frequency division duplex)をやりたいと言い出した。しかも前々から再編することで決まっていた800MHzをよこせという」。

「それなのに,新技術がダメだから我々と同じ技術で参入させろというのはいかがなものか。こんなことがまかり通るようなら,誰もリスクを取って携帯電話事業を運営できなくなる」と苦言を呈しています。

まあ、確かに2GHzが難しいから、800MHzでやらせてくれという話だったら、ちょっと強引だな、という気もします。が、こういうのは孫氏の話も聞いてみないとね。みんな思惑がありますから。

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「ソフトバンクの800MHz帯希望はエゴ」とKDDI

小野寺氏は、新規参入自体は歓迎だが、ルールに基づくべきだと主張する。これまでアナログ方式(1G)のスタートで800MHz帯が、PDC方式(2G)のスタートで1.5GHz帯が、IMT-2000(3G)のスタートに当たって2GHzが新しく割り当てられてきたことを例に挙げ、「新しい方式が導入されるときに、新しい周波数が移動体に割り当てられてきた。この方式はどの国でも変わらない」と、これまでのルールのあり方を示した。

「携帯電話の新規参入はルールを守るべき」――KDDI小野寺社長

ソフトバンクBB代表取締役社長の孫正義氏は、ドコモとKDDIが800MHz帯と2GHz帯の両方を使ったマルチバンド端末を市場投入することから、新規事業者にも800MHz帯と1.7GHz帯を割り当ててマルチバンドで競争するべきだと訴えている。