Flickrアカウント、Yahoo IDとの統合にユーザが反発

ヤフー、FlickrのアカウントをYahoo IDと統合へ――一部ユーザーは反発という記事より。

Yahooは、FlickrのFAQページで、Flickrのユーザーアカウントを同社のネットワークに「移行する」と述べ、FlickrユーザーにYahoo IDを取得するよう促している。

Flickrを買収したYahoo! が、Yahoo! に統合するとしてFlickrユーザにYahoo! IDを取得するよう促したことで、一部のFlickrユーザが反発しているそうです。

「FlickrがYahooのサービスに統合されたら、サービスの利用を停止する。遅かれ早かれ、Googleが同様のフォトサービスを提供開始すると思う。クリスマスに間に合うと良いのだが」と述べる人がいるなど、Flickr上に「Flick off」というグループも作られているんだとか。

インターネットサービスの統合は珍しいことではない。また、大手ポータルから独立したサービスであることに誇りを持っていた草の根レベルのウェブコミュニティが、これに反発するのも珍しいことではない。

買収なんてよくあることですが、Flickrの熱心なユーザにしてみると、これまで一生懸命応援してきたサービスのアイデンティティが失われるように感じられるのかもしれません。また、必要のないYahoo IDを取得させられることに不満を感じているのかも。

Yahoo IDを取得することを厭わないならば良いのですが、一つのサービスに依存してしまう怖さのようなものも同時に感じました。

いまはどっぷりとGmailを利用していますが、いつかサービスが終了してもおかしくない訳で、代替手段というのはいつでも考えておくべき、と思います。ちなみにぼくはメールの過去ログはいらない派なので、すぐに乗り換えることはできますけど。

今回の騒動に関しては、反対している人が数百人規模ですから、恐らく粛々とYahooとの統合に向けて進んでいくのでしょう。

ただ、完全にFlickrというサービスがなくなり、例えば「Yahoo! 360°」の一機能となってしまった時に、果たして便利に使えるかどうか、という不安は確かにありますね。