ユーザー置き去りの著作権攻防戦というい記事がありました。

現在、日本では大手を中心に11のレコード会社からコピーコントロールCD(CCCD)が発売されている(日本レコード協会調べ)。MDには曲をダビングできるが、パソコンやCD-Rなどにはコピーできない。CCCDを出す一方で、CD-RにコピーできるiTMSに曲を提供するのは自己矛盾というのだ。

なんとなく楽観的に考えていたのですが、このままだと日本ではiTMSが始まらない可能性も高そうです。自分たちが発売しているコピーできないCCCDと、CD-Rに焼けるiTMSでは矛盾が発生する‥‥まさにその通りだと思いますが、利用者の利便性は全く考えられていないような気がします。

日本では、大手レコード会社などがつくる「Mora」や、ポータルサイトのエキサイトなどが、音楽ダウンロードサービスを提供している。後者の場合、パソコンに曲をダウンロード後、対応する携帯型プレーヤーに3回まで曲を転送できるが、CD-R/RWには記録できないし、OSを再インストールしたら曲のデータは消える。

「OSを再インストールしたら曲のデータは消える」(!!!)

そのようなサービスから購入したいと思うでしょうか? 少なくともぼくは欲しいとは思いません。こういう制限が現行サービス普及の大きな足かせにもなっているんでしょうね。

レコード業界の関係者は「今年、音楽配信を日本で根付かせないと、『やっぱりiTMSでないとだめだ』となる。ぜひ成功させなければ」と話す。だがレコード会社と共同で音楽配信サービスに携わる大手IT企業の担当者は「現状では価格が硬直しすぎ。ブレークは難しいでしょう」とあきらめ顔だ。

今のやり方では根付かないのでは‥‥。一方で、ホリプロ副会長のように 「たしかにiTMSの著作権管理は満足いくものではないかもしれない。でもネット配信というビジネスを成立させることの方が優先順位は高いのではないか。音楽の魅力は、簡単にコピーが作れて、いろんなシチュエーションで楽しめることにもあるのだから、ユーザーの利便性も考えなければいけません」というコメントをしている方もいます。

どんなにがんじがらめのルールを作っても、絶対に破る人は出てくるし、それを真似する人も出てくるはずで、全てを「コントロール」するのは難しいと思うのです。現在の音楽業界の一部は、何がなんでもユーザを支配下に置きたい、と考えてるようにも見えます。でもそういうのって、うまくいった試しはない気もしますが。