x86マシン用PowerPCエミュレータ「PearPC」

PearPC体験記 -その1-という記事より。

さて、今回は「PearPC」について。耳ざとい読者はもうご存知かもしれないが、最初のバージョン(v0.1)が公開されたばかりのx86マシン用PowerPCエミュレータだ。LinuxやDarwinなど各種PC-UNIXの動作が確認されているほか、OS Xも動作するとのことなので、筆者の手持ちのPC(Athlon MP 2.0GHz×2/512MB、Windows XP Professional SP1が動作)で実際に検証してみた。

まだバージョン0.1ながら、Mac OS Xが動作するのは非常に興味深いですね。さらに筆者によると、

GPL準拠のオープンソースソフトウェアであり、BochsやMac On Linux(MOL)といったGPLなコードが含まれているため、しばらくしてからプロプライエタリな(有償の)ソフトに転じる可能性はゼロと言っていいだろう

ということです。「PearPCプロジェクトが順調に進展し、OS Xが実用的な速度で動作するようになれば」ドキドキします(笑)

「PearPC」におけるMac OS Xのインストール画面までは見られるのですが、続きは次回だそうです。うーん、楽しみ。

■関連記事

Mac OS XをPCで走らせる――「PearPC」プロジェクトが始動

PearPCにはMac OS Xが含まれていないが、Holwerdaは友人からこれを借りてきたと話している。だが、ソフトウェアは動いたものの、そのスピードはインストールされたPC自体の速度と比べて2.2%程度でしかないという。

ウィンドウズPC上で『マックOS X』が走るエミュレーター『ペアーPC』

ペアーPCを開発したのは、ドイツのアーヘンでコンピューターを学ぶ23歳の学生コンビ、ゼバスティアン・ビアラス氏とシュテファン・バイアーグラフ氏だ。ペアーPCは、アップル社のマックに使われている『PowerPC』(パワーPC)プロセッサー用のアーキテクチャーを、ソフトウェアの内部に再現する。

Darwine試用レポート

WindowsアプリをOS Xで!? 〜Darwineを試す〜ということで、Mac OS XでWindowsアプリケーションの実行を可能にするというDarwineの試用レポートがありました。