iPodを可能にしたAppleのデザイン至上主義という記事より。

AppleがiPodの開発のかなりの部分を外部の企業に委託していたという結構意外な事実が語られている。結論は「自社の強みである『デザイン』にフォーカスし、実現手段にリスクを取らず、必要であればアウトソースをする」という話だ。まあ、書いてしまうと実に単純だが、実行するのはなかなか難しいはずだ。

iPodのデザインに関する記事で、Appleではデザインに集中し、その他の部分はアウトソーシングしていたというお話。PortalPlayerの音質が抜きん出ていたために採用されたとか、通常は修理のことや作業効率を考えてネジの規格が統一されたりするのだけれど、デザインに関しては全く制約がないといったことが紹介されています。

さらに、AppleがiPodを開発することができた成功要因として以下の3つが挙げられています。

・あるべき製品のビジョンが明確
・自社の強みであるデザインとユーザーインターフェースの設計にフォーカスした
・その強みを活かし、開発期間を短くするためにアウトソースを戦略的に実行した

普通は自社であれもこれもとなったり、欲張っていろいろな機能を付加して訳が分からなくなってしまうのですが、必要なものだけ入れるというシンプルなスタンスがとても重要だということを改めて考えさせられます。

で、さらにジョナサン・アイブのデザインチームにヘッドハンティングされた日本人デザイナーのコメントも紹介されています。

Appleでは毎月10名程度の世界中のインダストリアルデザイナーを評価していて、面白い、と思う人を片っ端から呼んで話をするんですね。私のところにもAppleから連絡が来て会おうと言われたんですが、英語得意じゃないし、日本にいるから断ろうと思ったんです。でも、同時通訳を準備するし、ファーストクラスのチケットを妻の分も取ってくれるというので、インタビューに来てみたわけです

通訳までつけちゃうんだ。凄い。で、このデザイナーさんなんですが、最初PowerMateのデザイナーさんが頭に浮かんだのですが、どうも違う気がして、調べていったら西堀晋氏だと思い出しました。2002年7月から勤務されているようです。