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「Adobe Creative Cloud」が2016年6月にアップデートしました。ワンランク上の作品作りをサポートするCreative Cloudの新機能トップ10 | Adobe Creative Stationという記事で新機能について説明がありますが、発表会に参加させて頂き、個人的にも「お、これは」と思うものがありましたのでレポートします。

2015年から2016年にかけてのキーワードは「CreativeSyncテクノロジー」で、これにより生産性がどのように向上するか、というテストを行ったところ、ワークフローは約10倍速くなるという結果が出たということです。

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CreativeSyncを使うとCCパネルが主要製品に入ってきており、共有サーバーにアクセスせずともアプリの中で最新のアセットにアクセスすることが可能になります。

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Adobeが提供するストックフォトのマーケットプレイス「Adobe Stock」がメジャーアップデートしました。リリース当時は4,000万点だったものが、現在は5,500万点まで増えています。高品質な素材が提供されているのが特長です。

大事なことは3つで、次のように説明がありました。

・Creative Cloudとの連携強化

10倍効率アップ
ワンクリックで素材を開いて購入できる

・Adobe Stock素材がさらに充実

プレミアムコレクションが新しいラインナップ
世界中のトップアーティストからの高品質な画像ライブラリ
サービス開始時より10万点以上の素材を提供

・Adobe Stockコントリビューター向けポータルサイト(寄稿者向けのポータルサイトが提供開始予定)

特に、素材寄稿者(コントリビューター)サービスが開始するのは写真撮影者には重要なニュースです。BridgeやLightroomから、直接提供素材をアップロード可能になるということです。プレミアムコレクションの価格は100-400ドルくらいなるとのことでした。

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CCバネルに任意のライブラリを作成しアセットを共有して作業をすることが可能で、CCバネルからAdobe Stockを検索することもできのす。CCパネルは画面一杯に広げて検索することができます。

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プレビューデータでカンプを作りOKが出たら買う、という流れが可能になります。問題がなければライセンスを取得、素材の右上から購入することもできます。

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InDesignは目に優しいユーザーインターフェースになりました。目に優しいというのは、黒を基調にしたデザインになっています。

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Photoshopにはマッチフォント機能が搭載。選択したフォントに対して「これが似ているのでは?」と提案してくれます。

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モバイルアプリもアップデートしました。AnimateCC用のブラシをiPhoneアプリで作成できます。

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かつて仕事でDreamweaverを使っていた身として興味津々だったのが、次バージョンのベータ版の話です。既に6月22日のアップデートに含まれているそうですが、ユーザーインターフェースが黒くなりました。

最近ウェブ制作者のツールは黒いものが多く、時代遅れ感があったため、ツール自体をモダン化させたそうです。もちろん設定からUIの色は変更可能です。黒はコンテンツに集中できる色との話でした。

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DOMツールからタグを追加可能になります。

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最大のトピックは、Dreamweaverが持っていたエディターを捨てるということでしょう。新しいエディターとして、オープンソースの「Brackets(ブラケッツ)」を移植しています。

「Brackets」のユニークな機能が使えるようになります。例えば、タグで⌘E(クイックエディット機能)で関連するCSSファイルを表示してくれる、そしてCSSファイルでさらに⌘Eでカラーパネルが表示されるといった機能が利用可能になります。

scss(サス)にも対応します。

以下、箇条書きでまとめます。

・XDが日本語化

 サンプルも日本語化
 スマートフォンサイトをUI/UXデザインをオールインワンでできる

・ビデオ製品

 デッドプールはアドビプレミアで制作されている

 シンプソンズもCCを活用した事例あり
 視聴者からの生電話にホーマーが生で答える
 ここで使われたのがキャラクターアニメーター
 表情を反映することができる

・Premiere Pro

 8Kカメラにネイティブ対応
 プロキシワークフローに対応(プロキシーモード)
  高解像度に対応した低画像度の画像を編集し高解像度に戻せる
 VRモードを搭載しVRにも対応

簡易型のスコープとスマートフォンで体験可能

・Lightroom

 書き出しにAdobe Stockが追加される
 アップライトの新機能にガイドが付く
  水平・垂直をガイドに合わせてくれる
  より正確なパースの切り方ができる

・Photoshop

 角度補正メニューから線を引いて水平に合わせる、それは今までの機能
  絞り込んだ構図になってしまう

 「コンテンツに応じる」がコンテンツに応じた切り抜きをする新機能
  塗りつぶし機能で隙間を埋めてくれる
  自然により幅広いコンテンツを使えるようになる

 選択範囲を取るのは重要な作業
  選択範囲の「選択とマスク」従来機能の機能強化
  選択範囲を簡単に取れる

 フィルターの中の「ゆがみ」が最も進化した機能
  顔ツール
  顔を自動で認識するPhotoshop FXの機能を本家に移植したもの

質疑応答

Q. フォト製品のVR対応は?

A. まだできていない。パノラマはステッチングで対応している。

Q. Stockのコントリビューター向けのポータルサイト、実際の機能やサービスは?

A. 今日はさわり。ローンチした時に具体的なところは案内したい。今のところは、今まではコントリビューターがStockに直接素材を提供することはできなかった。フォトリア経由だった。それが直で契約が結ばれる。どうなるのか?専用のポータルサイトは誰でも入れるものではない、アドビの審査が入る。高品質な素材を提供するため。いくら払われる等は後日に案内。

Q. バージョン名は?

A. CC 2015のアップデート、となる。CC 2016という表記は出てこない。昨年インストールした2015と来週でてくるものを両方インストールするのは製品によって可能。InDesignとInCopy以外は両方インストールできる。