アジャイルメディア・タイアップ・レビュー。この記事は、アジャイルメディア・ネットワークのタイアップです。

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先日、取材で「住友3M」にお邪魔してきました。「3M」とは何をしている会社なのか? を伺ってきたのですが、聞けば聞くほど「??」になる頭の中。「3M」とは、いったい何をしている会社なのでしょうか?

個人的には「3M」と聞いて思い出すのは「ポスト・イット」です。本を読みながら気になるところにピタリと貼るのに重宝しています。というか、むしろ「3M」というブランドには、そのくらいのイメージしかありませんでした。

そもそも「3M」とはどんな会社なのか?

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「3M」は1902年にアメリカで誕生した「イノベーションカンパニー」だそうです。日本には1960年にやってきました。

一口に「イノベーションカンパニー? はて?」と思ってしまう訳ですが、理由はその技術の成り立ちにあります。

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最初は研磨ホイールに適した硬い石を採取していたものの、それが売れませんでした。それでは会社が立ちゆかなるということで、製品を作ってしまえということで作ったサンドペーパーがヒット。

このような「イノベーション」から始まった会社であるが故に「イノベーションカンパニー」と謳われています。

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ちなみに、このイノベーションを生み出す源泉は、45種類の「テクノロジープラットフォーム」であり、これを組み合わせることで様々な“化学反応”を生み出し、多くの製品へと繋がっています。

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例えば、元々はスキーウェアの中綿素材だったものが、自動車の吸音断熱素材としても使われる、といった具合です。

このような発想の転換というか「3M」が言うところの「イノベーション」が、45のプラットフォームから様々な製品へと繋がっているのだそうです。

正直なところ「3Mって何の会社なのだろう?」くらいでしたので、この技術力‥‥というか、45のプラットフォームである基礎技術から、あらゆる製品が生み出されているという話に、けっこうな衝撃を受けました。言わば、テクノロジーのかけ算が行なわれてる、ということですよね。

ちなみに、こんなに色々な製品が生み出されているのですよ。

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「えっ、それも3Mだったの!?」と思われるものが、中にはあるかもしれません。歯医者で使われるような接着剤や、被災地で使われるようなマスクとか「これもそれも3M!?」というのは、実際に目にしても驚きでしたから。なんと、日本では三万点の製品があるそうです。

なお「3M」には「15%カルチャー」という言葉があり、自分の仕事外でも取り組みたいことがあれば、そちらに時間を使っても良いというシステムになっているのだそうです。これもテクノロジーのかけ算に一役買っているのでしょうね。

ひとことで「3M」という会社はこういう会社である、というのを伝えるのが難しいことは、45のプラットフォームから、自由自在に製品が作られている、という会社の背景を知ると「そうだよな〜」ということが分かります。

そうしたことを踏まえて、今回のブロガーミーティングが開催されたのかな、と思います。

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ジェシー・シン社長が登壇され、次のようにコメントされました。

「3Mは革新を繰り返してきた、それを見てもらえるのを非常に嬉しく思う。製品を理解した上で意見をもらうことはかけがえのないこと。製品について、アイデアについて、もっとより良いやり方がないか声を聞きたい。非常に多くのタイプの製品を作りすぎているのでどういったものが面白いのか、タイミングを見極めるのが難しい時がある。日本の3Mの50周年のスローガンについても知ってもらえれば。
社員のストラップについている、私たちらしさを表現した言葉。“わくわくをみんなでカタチに”少しでもわくわくを感じて欲しいと思っている」

実際に、いくつかの製品のデモンストレーションを見せて頂きました。

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これ、なんだと思いますか?

なんと写真と動画が撮影できる、ビデオカメラプロジェクター「CP45」なんです。

えっ!?

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なんで「3M」がプロジェクターを!?

と思いますよね。

ここにも「3M」の技術が活かされているのです。光学フィルムで様々な技術を持っており、それを活用してエンジン部分をコンパクトにすることができているのだそうです。そのため、他メーカーとは違う小型の商品を世に送り出すことができるのだとか。

ちなみに「CP45」は2011年12月9日発売で、発売前にちょっとお借りしました。撮影した動画を壁に写すと、どこか懐かしいというか、8mmのような映像が壁に広がりました。

ケーブルレスで、気軽に動画の上映会ができるというのは面白いですよね。

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そして、定番商品の「ポスト・イット」です。ポスト・イットは日本で発売されてから30周年、100カ国を超える国で発売されており、400種類以上の製品があるそうです。

もともと強い接着剤を作ろうとしたものの、よくつくけど簡単に剥がれてしまう粘着剤が生まれました。最初の目的とは違ったものの、数年後にメモ/ノートというコミュニケーションのツールとして、ポスト・イットは製品になりました。

最近では粘着力2倍の強粘着製品というのもあり、他社からも同様の製品が出ているということで、ちょっとしたテストを行ないました。同じように貼ったポスト・イットが‥‥

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おおっ、これは分かりやすい!

明らかに他社製品は強粘着製品を謳っていても、ペローンと剥がれてしまうのですね。

さらに書いてみるテストをしてみると‥‥

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明らかにインクの乗りが違うのが分かるでしょうか。こういうのを見ると、ポスト・イットは間違いなく「3M」を使わないと、と思いますね。

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続いて、キッチン・フロアケア製品の「スコッチ・ブライト」です。最初はキッチンスポンジとして1958年に生まれ、1963年に日本にやってきました。

2010年からフロアケアに参入し、フロアワイパー、ドライタイプの掃除シートといった製品があります。プロ向けのビジネスで使われていた掃除シートをコンシューマ向けにして発売したそうで、その性能は折り紙付きです。

これもテストを行ないました。

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細かく砕いたポテトチップを「スコッチ・ブライト」と他社製品で押さえつけて取ってみる、というものです。

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他社製品と「スコッチ・ブライト」どっちがどっちだか明らかですね。もうひっつき具合が違います。

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毛ががっちりとポテトチップを掴んでいるのが分かります。

45のテクノロジープラットフォームから開発された不織布でできており、細かいゴミから粒状のゴミまでしっかり取るのが特徴です。他社製品のようにオイルを塗布していないので、床以外パソコンやテレビにも使うことができます。

実際、あまりにも性能が良いので、2ちゃんねるでも話題になっているのだそうです。これからの大掃除シーズンに、強い味方になってくれそうですね。

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非常に興味深い製品として紹介されたのは「リットマン電子聴診器」です。

「リットマン」は世界的に使われている聴診器のブランドで、まさか3Mが聴診器まで!? と思いますよね、なんと約8割の医師に使われているそうです。

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40年前から開発が行なわれており、そのノウハウの蓄積があるからこその、電子聴診器なのだそうです。

最新の「リットマン電子聴診器」は騒がしい中でも聴診できるノイズキャンセリング、Bluetooth接続やリアルタイム録音に対応しており、インターネットを経由した遠隔医療にも利用できるのだそうです。

こうした色々なお話を伺って、そもそも3Mとはなんの会社なのか? ということを考えました。

ひっじょーに分かりにくくなりました。それぞれのセグメントで、それぞれの代表的な製品があります。むしろ複数のカテゴリでナンバーワンになっています。それを串刺しするのが「3M」ですが、そこはまだ浸透しきっていない難しさがあるのかもしれません。

お話を伺って持った印象は「専門家なのに何でも屋の会社」ということです。「何でも屋」というのは聞こえが良くないかもしれませんが、どんなことでもできて便利なだけでなく、なんでもできるのに、あらゆる分野でトップを走っている、というスーパーな会社だったということが分かりました。

これまではあまり「3M」というブランドに注意を払うことはなかったのですが、もし選んでいる製品の中に「3M」ブランドがあれば、その技術力を信じて手に取るだろうな、という予感が今はあります。

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